診療科目

フェレット

  • 副腎皮質腺癌 2歳 雄

    副腎皮質腺癌 2歳 雄

    今回の症例では他院にて尿石症の治療のみを行いうまくコントロールできずに再度排尿困難を示した、
    2歳の雄のフェレットです。

    明らかな皮膚の脱毛は認められませんでした。
    しかし排尿時困難は院内でも認められました。

    副腎の機能検査にて
    エストラジオールが76.16pg/ml ↑
    DHEA-S       13.92ng/ml
    アンドロステンジオン0.13ng/ml
    17αヒドロキシプロジェステロン1.86ng/ml
    でした。

    レントゲン検査にて左副腎の拡大を認め、超音波検査で
    前立腺の拡大も認められました。


    腫大した左副腎です。
    DSC06184.JPG

    DSC06184.JPG


    切除後
    DSC06187.JPG

    癌化した副腎
    DSC06192.JPG


    フェレットにおける副腎疾患は非常に多く、副腎の過形成、腺腫や腺癌あるいは出血などが認められます。その発生は1~7歳とあらゆる年齢時に発生します。
    特に悪性腫瘍である副腎皮質腺癌は中~高齢のフェレットに多く認められ、臨床的に脱毛ばどの症状を認める症例ではその約98%は副腎の過形成、腺腫あるいは腺癌が認められたとの報告があります。

    今回の症例も例外ではなく、2歳という年齢にもかかわらず、直径3cm程の拡大した副腎が癌化していました。
    術後には排尿も良好で術後の経過は良好です。
    しかし、副腎腺癌の経過には今後も注意が必要です。

ページの先頭に戻る