
歯科
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スケーリング後の予防歯科について
アメリカ歯科学会、国内の歯科研究会では犬の歯石除去(スケーリング)を行うにあたって、麻酔下での処置を推奨しております。
しかし、実際の臨床現場では麻酔下で適切なスケーリング処置を行ったにもかかわらず、処置後、数年後で(早ければ6ヶ月程で)歯石の付着を経験してしまうのが現状と考えられるでしょう。
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歯科治療:スケーリングのbefore after
口臭や軽度の歯石の付着で済んでいる間は超音波スケーラーによるスケーリング(超音波の振動で歯石を剥がし落とす)とポリッシング(表面を滑らかにして歯石の再付着を予防する)を行います。
それ以上のぐらつき・痛み・顔の腫れなどの症状を発現している時はすでにかなり進行した状態で、抜歯が適応になることが多いです。
年齢の進行と共に症状は悪化しますので、口臭や歯石の段階で歯科処置を行うのが適切です。口の中をよく見られなかったり判断に迷う時には、まずは一度病院に診せに来てください。