診療科目

軟部外科

  • 犬の腹膜心膜横隔膜ヘルニア

    腹膜心膜横隔膜ヘルニアはは横中隔の未発達を原因とし、横隔膜腹側にて腹腔と心膜腔が連絡することにより、腹腔内臓器の一部が心膜嚢内に逸脱する先天性疾患と報告されています。犬よりも猫で多く認められ、 多くは無症状です、ヘルニア孔の大きい症例では呼吸器症状や消化器症状などの臨床症状が認められる場合があります。


    「慢性的な下痢を呈していた2歳大型犬の1例」
    本症例は間欠的な下痢を主訴に他施設を受診した際に実施した血液検査で肝数値の異常を指摘されました。
    処方された薬で対症療法で治療を行っておりましたが、消化器症状が認めれた為、精査を目的として当院を受診しました。

    当院受診後の各種検査にて「腹膜心膜横隔膜ヘルニア」と診断されました。
    横隔膜ヘルニア犬.png
    「術前胸部X線」
    胸部X線では腹部の消化管のガスが胸腔内に認められ、横隔膜のラインは一部腹側側で消失しております。
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    「術中所見」横隔膜の一部欠損が認められます。
    横隔膜ヘルニア犬オペ後.png
    「術後X線」術前と比べ心陰影が明瞭に認められるようになりました。

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