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ペットの病気基礎知識

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フェレット

フェレットの消化器疾患

同じ症状を示していても、その原因によって治療の方向性、予後などが変わっていきます。

主な消化器疾患として挙げられるのが、

消化管内異物
寄生虫感染
Helicobacter(ヘリコバクター)性胃腸炎
好酸球性胃炎(EGE)
炎症性腸疾患(IBD)
増殖性腸炎(PBD)
伝染性腸炎(ECE)

などです。

DSC09700.JPG
インスリノーマを併発しているHelicobacter(ヘリコバクター)性胃腸炎のフェレットの下痢便です。水分量が多く、黒色便になる事もあります。

治療の方向性としては、消化管内異物の除外をする為に造影検査を行い、他の基礎疾患が無いか、一般血液検査を行います。(例えばインスリノーマを併発していないか?)

フェレットの消化管の通過速度はおよそ3時間といわれており、他の動物と比べて速いのが特徴です。
もともとフェレットは代謝が活発である為、「たかが下痢で・・されど下痢・・・・」急速に病状が進行してしまうことが多々あります。

またフェレットの代表的な消化器疾患のHelicobacter(ヘリコバクター)性胃腸炎の原因菌は多くのフェレットが保菌しており、ストレスなどでも発症します。
ただし、生体外に出すと24時間で死滅してしまい、生前診断が困難ともいわれております。
Helicobacter性胃腸炎の場合はアモキシリン、メトロニダゾール、サリチル酸ビスマスを併用すると効果的です。


●支持治療は確定診断が出ても出なくても非常に重要です。

DSC09699.JPG
フェレット専用の流動食です。お湯にふやかすとよく飲みます。
比較的趣向性が高いです。
DSC09697.JPG
グビグビ飲む子もいます。

フェレットの消化器疾患の治療は検査結果に準じて治療するのはもちろん、診断経験や診断的治療による反応によってある程度の仮診断を出し、その仮診断に沿って治療を行う事が多いのが現状です。

露骨に便検査で寄生虫がいれば、原因治療となる訳ですが、そんなケースはむしろ少数派で、先に述べたような支持治療をしながら随時治療を行います。
犬、猫同様、年齢によってもかかる病気の傾向があるので、参考にします。
若い個体なら異物や増殖性腸炎 成体ならHelicobacter(ヘリコバクター)リンパ腫などの腫瘍、内臓疾患などを疑って治療する必要があります。

また地味に何度も便検査も繰り返す必要がありますので。「また便検査?」と思わないでください。

2007.12.03:29fuku | トラックバック (0)

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